再就職に失敗しました

どうしたの

色んなところで進捗報告していたのでご存じの方もいるかもしれませんが、8月中旬からの2ヶ月間、正社員として再就職することを目指して就職活動をしていました。今年の5~7月は完全にニートと化していたので、流石に働かねばならぬと感じセルフ背水の陣を敷いて割と真面目(※個人比)に頑張ったつもりです。

たた、結論から申し上げますと記事タイトルの通り失敗、つまり今回は内定を貰えませんでした。

実際のところ10月中旬にはほぼ全ての企業から不通過の連絡が来ており、この時点ですでに今回の就活では内定が出ないだろうということはある程度覚悟していました。精神的にはとても辛かったのですが、へこみのピークから半月ほど経って何とかこの記事を書くまで快復しました。

というわけで、今回の就職活動を振り返りつつ、直近は何をしているか、そして今後どうするか、思うままに書き進めたいと思います。

まずはご心配をおかけしてすみません

ここ数週間、個人用のMisskeyサーバーが不安定で全然投稿が無かったり、Nostrも1ヶ月近く浮上しておらずリレーサーバーの不具合も放置したままで、その他ThreadsやBlueskyなど含めて何の事情の説明もないままSNSに浮上していませんでした。ご心配をおかけして申し訳ありません。何とか生きてます。

この記事にもある通り、思うように再就職できず落ち込んでいるというのはもちろん、必要最低限の生活をしていくための気力や財力が尽きかけていたり、今後どうすればよいかを家族や親友などに相談したりと、単純にインターネットで発信してる余裕が無かっただけです。

個人的にちょっとだけ成長した点は、これまでは大きな失敗や挫折を自分の中だけでとどめてネットにはあまり流さず、ちょっとの間SNSから距離を置いて苦しみを忘れたころにふらっと戻ってくることが多かったのですが、今回はちゃんと向き合ってあまり間を空けずに全部話そう、と思えたことです。成功も失敗も素直に語れる強い人間になりたいです。

今後どうするの

今から再び就職活動をするのは難しいので、まずはなんでもいいからハードルの低いお仕事を探そうと思います。バイトの延長線上みたいなお仕事だったら転がってるはずなので、しばらくはそれで耐え忍ぼうと思います。

今の自分はそもそも働くということに対する自信がゼロなので、少しずつ自信をつけて、いつかはまた元のレベルのお仕事ができるように一歩ずつ頑張ります。

とりあえず報告したいことは全部書ききったので、あとは今回の就職活動の反省とか、ついでに思い出したこととかダラダラ垂れ流しておきます。

 

反省点は多々ある

さて、再就職に失敗しました、悲しいです、おしまい。だけでは失敗から何も得られないので、どうして内定が得られないまま終わってしまったのか、ここからは個人的なメモも兼ねて反省しておきたいと思います。あくまで自己分析に過ぎないので、全ての反省が芯を喰ってるのかと聞かれると微妙ですが、今思いつく反省点をいくつか挙げていきます。

①良い意味でも悪い意味でもこだわりが無かった

こだわりすぎると自分で自分の首を絞めることになるのは明らかですが、今回に関してはあまりにもこだわりが無さ過ぎたなと反省しています。ここでいうこだわりは、企業に対するこだわりというよりも、どういう自分になりたいかという自己実現に対するこだわりです。

自分としては再就職のつもりで面接を受けましたが、企業側としては転職を希望している人という目で見てくるので、当然何か転職するには明確な理由があるはずです。さらに言うと、企業が求めているであろう「転職理由」はどちらかというと積極的なもので、例えば「より高い収入を目指したい」とか「より高いスキルが身につく仕事がしたい」といったある種のハングリーさがあるはずです。

しかし、自分の場合は「仕事をしていない状態から抜け出したい」「スキルを活かせれば収入は下がってもいい」という、何とも消極的な理由がベースとなっていて、もちろん直接的な発言は一切面接でしなかったものの、そういった面が見抜かれていた感は否めません。「何が何でもこの企業から絶対内定をもらいたい」とか「この人と一緒に仕事をしてみたい」という感情がほとんど湧かなかったのは今考えると少し異常でした。

②就職活動慣れしていなかった

これはもうどうしようもない話なのですが、5年間の社会人経験の中で「ちゃんとした就職活動」は初めての経験でした。

どういうことかというと、一番最初に就職した企業は言い方悪いですが、実際のところ採るだけ採って大きなSIerに2次請け~3次請けのテスターやデバッガーとして数を送り込むだけの、規模の小さなSES企業でした。なのでJavaチョットデキルヨ(なお実務経験ゼロ)」「これくらいのITリテラシーアルヨ」だけで即採用という感じでまともな就職活動をせずに入社できました。

また、入社後に業務委託メンバーとして入場希望の現場リーダーと面接する際や、フリーランスとしてエージェント経由で紹介してもらった企業と面接する際も、面接なんてほとんど有って無いような物で、スキルシートと実務経験年数さえあれば入れちゃう、まあぬるま湯みたいな面接ばかりをこの5年間繰り返してきたわけです。

なので、書類を送るだけのエントリーや、そのエントリーを見て1次面接を担当してくださった開発チームの方からは、自分で言うのもアレですがかなり良い印象で見られていたように感じました。

しかし、その後の人事担当や採用担当との2次面接、そしてプロダクトオーナーや場合によってはCEOクラスとの最終面接では滅多打ちにされて、正直かなり辛辣なフィードバックをたくさんもらいました。メンタルにダイレクトアタックを喰らいましたが、残念ながらこれが現実です。

あまり思い出したくないのですが、例えばビジネスパーソンとしての素養が欠けている(要約)」とか「エンジニアから高く評価されている理由が分からない(要約)」とか、まあ結構散々な言われようで、しかもちゃんとした企業のちゃんとした担当者からのフィードバックなのでぐうの音も出ないです。

③開けた穴は簡単に塞がらない

面接で耳にタコができるくらい聞かれた質問が「直近は長くお休みされているようですが何をしていたのですか?」という内容です。流石に「何もしてない!」と答えるのはエクストリーム痴呆すぎるので色々取り繕うわけですが、重箱の隅をつつくとまではいかないもののめちゃくちゃそこにこだわって聞いてくるんですよね。

ということで、当たり前といえば当たり前なのかもしれませんが、過去の経歴にブランクがあると驚くレベルで印象が悪くなります。もっとも、それが数年前の話であればそこまで気にならないはずですが、直近数ヶ月となるとそうもいかず、やはり休職状態からの就職活動は厳しいと感じました。

過去のことを悔やんでもどうしようもないのですが、今考えると休職状態にせずめちゃくちゃ緩い内容でいいから仕事を続けていればよかったと感じますし、仮に休むとしても明確で前向きな理由があるとそこまでマイナスに見られなかったのかなと思います。

まとめ

他にも反省点は色々あるのですが「転職理由に強いこだわりが無い」「就職活動に慣れていない」「直近の経歴にブランクがある」この3つが大きかったと思います。

就職活動の経過

MisskeyやNostrに投稿した進捗などから、時系列順に今回の就職活動の流れを思い出して書きました。日時だけだと分かりづらいので、大体のフェーズとその横にその時点での通過企業数も付記しておきます。

8月14日:転職エージェントと対面で面談(約60社)

C102の次の日に設定してしまったのでよく覚えているのですが、疲れた身体に鞭打ちながら転職エージェントと面談しました。オンラインでもよかったのですが、微妙なニュアンスも伝わりやすいだろうと思い対面に。20社くらいエントリーするのかな?と勝手に思っていたら印刷された大量の求人票を持ってきて60社くらいエントリーさせられかけたので、一旦持ち帰りにしてエントリーする企業を絞りこむことにしました。

8月16日:書類エントリー(約40社)

世間はお盆真っ只中ということもあり、急いでエントリーしても企業からのレスポンスにもそれなりに時間が掛かるだろうと思い、2日掛けてエントリーする企業を絞り結局40社ほどにエントリーしました。

8月23日:書類選考通過(約30社)

つまり40社ほどに自分の履歴書と職務経歴書を送り付けたわけですが、驚くことに約30社から書類選考通過のメールが届いておりビビりました。「これこのままGOサイン出したら1日に3社と面談組んでも最低2週間掛かる……?」と思い、この段階でも少し数を絞りました。

8月28日:1次面接開始(約20社)

ここから2週間掛けて約20社と1次面接を行いました。一番過密なスケジュールの日だと、12時から21時までの9時間で、面接前の会社情報チェック→1~1.5時間の1次面接→面接後の感想入力→休憩のサイクルを1日で5社分回しました。そのうち半分くらいの会社は事前にアンケートや適性検査などの対応事項があったので、実際には1社あたり単純計算で2~3時間は掛かってます。

9月4日:1次面接の結果と追加エントリー(約15社)

この時点で1次面接は約10社通過していましたが、面接で合わなさそうな企業や勤務条件で折り合いがつかなかった(極端な例だと大阪に転勤あるよ!とか)企業はこのタイミングでこちらから辞退しました。その分の穴埋めとして、1次面接で感触の良かった企業を中心に後追いで追加エントリーをしたので、時系列が若干ぐちゃぐちゃになるのですが最終的には約15社から通過の連絡をもらいました。

9月6日:Webテスト選考開始

最初に1次面接を通過した企業から順に、コーディングテストや適性検査などのWebテストを1週間以内に受けるよう連絡が来ました。なので、9月の前半は1次面接を受けつつそれ以外の時間でWebテストを受ける毎日でした。一番キツかった企業だと制限時間300分のコーディングテストに加えて、適性検査としてSPIに似た問題を解かされるので結構根気が要りました。逆に面接重視の企業は、ストレングスファインダーのような性格チェックテストのみで済んだり、場合によっては特にテスト無しの企業もありました。

9月14日:2次面接開始(約10社)

多くの企業がWebテストと2次面接の両方を参考にして最終面接に進む流れでしたが、規模の小さいベンチャー企業は1次面接の通過後に最終面接があったり、逆に大手企業はその後3次面接まであったりと、パターンはさまざまなのでさらにぐちゃぐちゃで分かりづらい状態でしたが、約10社と2次面接レベル相当の面接を行いました。

9月25日:最終面接開始(約6社)

最終的に2次面接を通過して最終面接まで進んだのは約6社でした。ここまできて「"約"6社ってその揺らぎはおかしいだろ」と思われるかもしれませんが、たくさんの事業にまたがるグループ系企業の場合、1回エントリーするだけで複数のグループ企業や複数の企業内部署と面接ができる仕組みがあるのでぼかしています。これ以上書いちゃうと普通にどの企業受けたか分かる人には分かっちゃうと思うのでアレですが……。ちなみに、最終面接までのうち、直接出社した企業はたったの2社でした。ほとんどの企業がオンラインで完結してしまうので、流石に何か味気なかったです。

結果

結果は冒頭にも書いた通りですが、10月中旬にはほぼ全ての企業から不通過の連絡が来ました。9月半ばの時点では、約10社ほどとやり取りしていたのでかなり楽観的でしたが、その後がけっこうしんどくて、1次面接を通過した企業のWebテスト消化&追加でエントリーした企業と1次面接&早めに通過した企業と2次面接、これを同時にこなすうちに疲れがたまってきて正直早く終わらせたい以外の感情がなかったです。

あと、新卒就活ではないのでその気さえあれば無限に就活ができる、例えば複数の企業の面接を進めながらさらに並行で別の企業にエントリーすれば、仮に最終面接まで進んだ時点で落とされてしまったとしても矢継ぎ早に別の企業とすぐに1次面接や2次面接ができるんですが、一回追いエントリーした結果がコレなので多分あんまりよくないやり方だと思います。

知らぬ間に帰ってくるやつ、それが私

単純にインターネットで発信してる余裕が無かっただけという話をしたので少し補足しておくと、自分の性格からして確実に言えるのは、インターネットの繋がりにおいて「HNやアカウントを変えて少数の人との関係だけ続ける(いわゆる転生)」とか「今まで居た場所から去って別の場所で活動する」ということはまずしないので、基本的には(どうせいつか帰ってくるだろうな)と楽観的に思っていただいて大丈夫です。

転生することや活動場所を変えることを悪のように書いてしまったのですが、まあ所詮インターネットの世界なので、ネット上のパーソナリティを現実世界と切り離して扱うのであればある程度個人の自由だと思います。ただ、自分はある程度ネット上と現実世界のパーソナリティを紐づけているので、あくまで自分はそういうことはしないよ、というだけです。気にする人もいると思うので一応ね。

そういえば、ひと昔前は「ネットや趣味の活動は後回しにしろ!それよりリアルを優先しろ!」って口酸っぱく言ってくれるおじさんが色んなところに居た気がするんだけど、今はあんまり見かけなくなったと思うのは自分だけ?

どう〆ればいいか分からなくなった

まあタイトルが内容の99%みたいなもんなので、こんな人間でもよければこれからも絡んでやってください。よろしくお願いします。あとはもっと詳しく話がしたい人がいれば、少し突っ込んだ話もできるので、オンラインでもオフラインでもどこでもいいのでお話ししましょう。